Miyoのハンドメイドレポ

料理・製菓・製パン、アイヌ文化や湿地など、 いろいろなことに興味がある Miyo のサイトです。北海道出身。趣味はお料理や手仕事、読書、音楽、運動、野外活動など。このサイトを通して、 手作りの楽しみや自然の魅力をご紹介していきます。

マコモでゴザ作り

最近の制作活動^^
マコモでゴザを作りました!

25cm四方のミニチュアサイズで、サンプル用です。
今まではガマやヒメガマで作っていたのですが、マコモでも試作してみました。

マコモで作ったキナ(無地のゴザ)

マコモで作ったキナ(無地のゴザ)

縦糸は、オヒョウの樹皮をカエカした(撚った)ものです。
黒と茶色の模様も、染色したオヒョウの樹皮を使っています。
カエカ(糸撚り)をしていると、指先にマメができます!笑
黒と茶色の模様は、魔除けの意味があります。
縦糸にピッ(石)を付けてイテセカ(編み機)にセットします。

カエカした縦糸にピッを付け、イテセカにセット

カエカした縦糸にピッを付け、イテセカにセット

編み方は通称「一本おき編み」。
すだれ編みよりも段間が詰まるため、保温性が上がりゴミも下に落ちにくく、実用的だそうです。
この編み方は、何も考えていないと、表面のマコモがジグザグになりやすいです。
真っ直ぐになるように意識して編むのが、綺麗に仕上げるコツです^^
表面は真っ直ぐ、裏面はジグザグになります。

一本おき編みします
表面のマコモが真っ直ぐになるように意識します
表面のマコモが真っ直ぐになるように意識しながら、一本おき編みします
編み終わり
マコモがジグザグになる一本おき編みの裏面
編み終わり、マコモがジグザグになる一本おき編みの裏面

マコモがガマと異なる点は、
・節があること
・内側がガマほどスポンジ状ではないこと
だと感じました。
硬めなので、よく霧吹きで湿らせて揉んでから使っています。
そうしないと編む際にパキッと割れてしまいます!
両端の処理(ねじり上げるところ)も、よく湿らせないと厳しいです。
スポンジ状の部分がかなり少ないので、ふわふわなガマほど保温性もなさそうです。

今年もゴザの材料、採るかなぁ
スゲの利活用も進めたいなぁ
食の利活用は何にしようかなぁ
マコモも粉末にしたらパンでもお菓子でも作れるなぁ
なんて考えながら、編んでいました。

それにしても、
編んでいるときにピッ(石)がぶつかった”カラン”という音は、とっても心地が良く癒されます^^

【編み方の詳細はこちら】
長さ約155cmのニカプンペ